会長挨拶 Greetings

会長挨拶

 
 第34回日本形成外科学会基礎学術集会の会長を務めます門松香一です。
 この度、初めて鹿児島にて開催することができ、大変光栄に思います。鹿児島は私の故郷であり、本邦において唯一、大学に形成外科診療科がない県でもあります。そのような特別な場所でこの学会を開催できることに、深い感慨を覚えます。
 今回の学会テーマは「未来ある形成外科治療の基礎 〜ものづくりとしての形成外科とその基礎〜」です。私たちがよりよい診療を提供するためには、基礎的な研究が不可欠です。  しかし、その研究が単に目先のものにとどまらず、他分野との連携や多角的な視点を持つことが、今後の形成外科の発展には必要だと考えております。
そのため、今回は医学的な分野に限らず、陶芸や服飾といった「ものづくり」の第1人者の方々にもご講演をいただきます。形成外科はまさに「手で作る」という側面が強い分野であり、他の創作分野から学ぶべきことが多くあると感じています。この学会が、形成外科の未来を切り拓く新たな発見や視点をもたらす機会になることを願っております。
 さらに、今回の学術集会は、日本臨床外科学会および国際ロボット支援学会(RAMSES)との併催となっております。これにより、形成外科のみならず多くの関連分野の先生方にご来場いただき、共に未来の形成外科について語り合う貴重な機会を提供できることを嬉しく思います。
 多くの皆様のご参加とご協力を心よりお願い申し上げます。
2024年10月
門松 香一
第34回日本形成外科学会基礎学術集会会長
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